質問:【公園の計画・設計・管理は建築職?土木職? 今年の建】

公園の計画・設計・管理は建築職?
土木職?
今年の建築職の公務員を受けるものです。
営繕の設計管理からまちづくり、耐震改修と幅広く建築に携われることに魅力があります。
その中で、公園の整備ではなく、都市計画として公園や緑地帯、並木道に関する計画や設計、都市における配置計画などに思い入れがあります。
すでに筆記試験を受験した自治体では、建築職の中にそのような緑化計画(並木道は違うかな)に関する記述が見られ、上記のような仕事も建築職の一環だと思っていました。
土木では、すでにある公園の管理を担当するものだと思っていました。
しかし、そことは別の自治体でこれから受けようとするところを見ていると、上記のような仕事が土木なのか建築なのか、非常にあいまいに書かれているように思えます。
さすがに建物やその敷地内に関する緑化計画は建築職だとは思いますが、都市計画としての、マクロな視点での公園・緑化業務がどちらのテリトリーなのか、すでに受けた自治体に関しても自信が無くなってきました。
このような業務以外にも建築職には興味があるので別に良いですが、都市における水辺空間や緑化空間は今後の環境問題や潤いの点から非常に大事だと思っていますので、できれば関わりたいと思います。
今更な質問ですが、上記のような範囲の仕事は建築職に当たるのでしょうか?
建築職に当たるのでしょうか?
よろしくお願いいたします。

以下ベストアンサー

各官公庁で、公園の計画、設計、施工監理(維持管理)をしているのは、公園緑地課です。
呼び名は、単に公園課だったり、緑政だったりと、各自治体によって違っていますが、全国の公園緑地行政を担っているのが、国交省都市局公園緑地課というところです。
つまり建築や土木でもない、一般的には造園と呼んでいる独立した部門です。
概ね、県や市などの地方自治体も、同じはずです。
日本では、第二次世界大戦の敗戦以降、国土復旧のため、広い意味での箱物行政を優先しました。
まず第一に、国民の住むところを確保しなければいけませんでしたし、道路や橋がなければ、物資の輸送もままならないですから、それも当然ですよね。
結果、国は国策として、営繕部(建築)や土木部といった、ものづくりをする部門を優先させざるを得ませんでした。
よって都市計画部門や公園行政等は、後回しになりました。
これは全国各地の自治体も同様です。
また、組織の整備に伴い、それらに人材を送り込む教育機関も充実させる必要があったのです。
ある程度箱物が出来てくると、次に、より快適な住環境を目指して、都市機能を充実させようと考えて、下水道施設や公園緑地などの整備を行います。
それで、国交省は(当時は建設省)内部部局に都市局というものを作って、対応しようとしました。
が、如何せんタイミングが遅すぎました。
一旦、出来上がった官僚組織や学閥というものは、なかなか権益を手放さないものなのですよ。
戦後の復興に伴う建設ラッシュのピークを過ぎても、建設業界は、相変わらず定員通りの卒業生を受け入れざるを得ず、役人の定員も減らさずでは、すぐに人員過剰になってしまいます。
それで、全国各地の大学の工学部や工業高校を卒業した土木と建築の優秀な建設技術者達が、世間に大量に供給されるようになると、公園緑地行政に携わる人員は、相対的に減少したので(都市計画や公園緑地などは、もともと戦後の建設行政からは、見捨て置かれていましたので)、公園緑地行政を担うのは、土木や建築を専門に勉強してきた技術系の役人ばかりという不合理な結果となってしまいました。
それに、ある程度の民需が期待できる建築業界と違って、土木業界は、民間でダムや橋梁工事があるわけではなく、よって、ある程度のインフラ整備終わった段階では、公園工事などの不要不急の工事は、土木発注に付されることが多かったのです。
また、造園業界も、それほど体力や技術があるわけでもないので、発注元が土木なら、工事も土木にやらせる方が都合が良かったこともあります。
ついでに言えば、造園界の基本は、提出書式にしろ、工事写真の取り方にしろ、全て土木の仕様となっています。
造園土木という会社はあっても、造園建築という会社は、たぶんありませんからね(笑) それも二十年前くらいの話で、ようやく農学系の園芸や公園緑地学を専門に勉強した行政マンが課長クラスとなり、ついでに国交省の都市局も、土木系の下水道局を排除して?
本来の都市計画系の人員や、造園の専門職が力を伸ばしてくるようになりました。
それに伴って、学問の世界でも、独自色を出すことになります。
大学の学科にしても、伝統的な農業土木という名前を捨てて、環境デザイン学科などと、いかにも現代的な名前に変えはじめましたからね。
そんな訳で、全体的な流れとしては、都市計画(建築系)が建設行政の主流になるような気がします。
その下に、土木、建築、造園、設備などの各専門分野が付帯する形ですね。
しかし、いかんせん、いままで土木業界の力が大きすぎため(スーパーゼンコンの完工高が兆を超える時代に(概ね建築6:土木4くらい)、造園業者のそれは、100億足らずですから、お話になりません)、それで、本来は造園業界が担うべき公園の計画や設計なども、土木業界に押されている現状にあります。
特に都市部以外の地方都市では、公園課すらない、という時代もあったくらいですから。
そのせいで、公園・緑化業務が、土木と建築、どちらに属するのか曖昧模糊になっているんだと思います。
将来的には、都市計画が含まれる建築系のはずなんですが、力関係と過去の経緯までを考えると、土木系ということにならざるを得ませんから。
このあたり、どちらなのかは各自治体の緑地行政が成立した経緯や、考え方によるんでしょう。
それに政治がらみのことがあったりしますから、当面は、中途半端のままということになりますね。
ま、だいたいにおいて、都市部の自治体は、当面は独立した造園系(将来を見据えて、建築系の都市計画に飲み込まれる予定)で、反対に地方都市、町、村は、いまだに土木系が多いようですね。
なお造園業者にとっては、土木業界は仕事を取り合うライバルで、建築業界は仕事をくれるお得意様、という関係が一般的です。

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q111473657312015-07-09 00:10:44

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