質問:【都市部の鉄道高架化についてお伺いいたします。 都市】
都市部の鉄道高架化についてお伺いいたします。
都市部の立体化事業の場合、既存、鉄道路線のすぐ隣の用地を買収するなりして、高架鉄道路線が建設されているのをよく見ますが、既存の鉄道路線の真上にはやはり安全性の面から鉄道を運行しながら作る事は不可能なのでしょうか?
また高架化の為に隣接用地を買収して新たな高架化路線が誕生した場合、既存、鉄道路線が廃止された空き地はどの様に活用されるのが一般的なのでしょうか?
そして、積極的に立体化事業は進めるべきなのでしょうか?
高架化が行われた場合に踏切での安全性や渋滞の解消、鉄道で分断されていたコミュニティが活性化するなど費用対効果面で本当にまちづくりにとって+になるのでしょうか?
鉄道上をまたぐ歩道橋(エレベーター付き)や橋の建設などで、もっと費用が安上がりで高架化に代替する方法はないのでしょうか?
以下ベストアンサー
阪急電車京都線の淡路駅付近は、既存線の真上に高架橋を建設している部分があります。
直上高架方式は、住民の反対やどうしても撤去できない設備、構造物があって周辺の用地が買収できない場合、最終的に採られる方法で、歴史は比較的新しいです。
下には架線と線路があり、感電死、事故死と隣り合わせの命懸けの作業なので、あらゆる安全対策が取られます。
阪急電車京都線も8年ほど経過しましたが、完成は4年後の平成32年の予定です。
難工事のため、工期はどうしても長くなります。
旧線の跡地は道路やロータリー、駅前広場になっている所が比較的多いですが、旧JR姫路駅跡地は再開発区域として、ショッピングセンターやホテルが建設されています。
高架化以外の方法は地下化しかないと思います。
陸橋を徒歩や自転車で渡るのがしんどい人(高齢者や身障者、妊婦さん)もいます。
自動車だけの陸橋の下の道も、必ず踏切を伴うか、踏切がなくても、線路の向こう側へ行くには遠回りをしなければなりません。
けど、地下化も用地買収が必要です。
工法は掘削機が最適です。
昔は爆破の方法で死者も多かったらしいです。
重機で掘ってから天井を付ける方法は地震に弱いです。
神戸高速大開駅もその一例ですが、山陽電車では、完成はしたばかりの西代駅が落盤しました。
立体交差は、高架か地下が最適ですが、地震に備えて、高架は脚を補強し、地下は必ず掘削機で、柱も補強することが重要です。
阪神淡路大震災で、 阪神電車では高架式の車庫が車輌の重みに耐え兼ね、まるごと崩落し、周辺の高架橋も落下しましたが、昭和4年竣工の御影、住吉の高架駅が無傷でした。
JR神戸線では、昭和6年竣工の新長田~灘の高架橋が殆ど無傷(三ノ宮駅だけ被災)なのに、比較的新しい六甲道駅が甚大な被害を受けました。
阪急電車も、年数の浅い西宮北口~夙川の高架橋と伊丹駅が甚大な被害を受けました。
昭和初期は関東大震災の教訓が活かされていましたが、高度成長期からは工事を急ぐあまりに手を抜いていたことが分かります。
立体交差は、地震、台風のような大災害がいつどのようにして訪れるか分からない危機感を忘れずに、対策を徹底して行わなければなりません。

