河北新報社社長・一力氏 これからのコミュニケーションとリーダーシップ
グロービス特別セミナー東北、日本の再創造のために~これからのコミュニケーションとリーダーシップ~震災報道の現場からスピーカー: 一力雅彦 株式会社河北新報社 代表取締役社長堀義人 グロービス経営大学院学長於:グロービス経営大学院 仙台校取材拠点、販売店が流され、販売員も多数犠牲になった東北で、震災当日には号外を、翌12日には朝刊発行した河北新報社。河北新報社が社員一丸となって非常事態下で臨機応変に行動できたのは、何より東北のために役立ちたいという強い想いと使命感があったからだという。地震直後からリーダーシップを発揮し、東北を代表する新聞としての誇りを行動で示した一力氏が、被災直後の混乱時における新聞の役割、リーダーシップとコミュニケーションについて語った。(肩書は2012年7月11日登壇当時のもの) 【ご講演部分の要約】(※事情により、講演部の映像は掲載していません) 津波で沿岸部の取材拠点が冠水、13の販売店が流され、販売員27名が犠牲の状況下で、震災当日から新聞を絶やすことなく発行し続けた河北新報。不足する用紙、燃料、水、ガソリンを何とか調達し、加えて新潟新報の協力を得て紙面作成を実現した。災害時に人に必要なのは、水と食料と「正確な情報」であると一力社長は強く説く。だからこそ地震と津波の直後の非常事態のなか、日常生活の象徴の一つである新聞が普通に発行され、配達されたというその事実は、被災者の心を励まし、癒すことになったという。そして新聞発行を可能にしたのは、何よりも社員の東北のために尽くしたいという使命感だった。 河北新報は地震後の1年間、「東北の東北による、世界のための復興」を目指し、被災者に寄り添う報道と政策提言を率先して行ってきた。安心なまちづくりの観点から、1) 高台移住の促進、2) 地域 <b>...</b>

